そもそもタイのギンジェー(齋食)って!?

毎年9日間、タイにはギンジェー(齋食)期間がやってくるのですが、その度に「ギンジェーってそもそも何?」って話を調べ直したりすることがあるので、この際、あらためてきちんとまとめてみようと思います。(写真、文字ばっかりだとつまらないので意味もなく載せます。)
来年からは今年のこの記事を読み直せば完璧 みたいな状態にしたいんですけど…

ギンジェーは、毎年旧暦9月1日から9日まで行われ(前日夜から開始する人も)、通常、ベジタリアンウィークとかフェスティバルと訳されています。
ニラネギ3先日も説明しましたが「齋」という言葉からくるように中国の思想や精進料理の影響が強いようです。
卵・乳製品を含む動物質が一切ダメなのはもちろんですが、五葷(ニンニク、ネギ、ニラ、ラッキョウ、アサツキ)と呼ばれるニオイのきつい野菜も食べてはいけないことになっています。
この他にパクチーもダメなんだそうで、精がつくのがダメという話もあります。
同じニオイがきつくてもショウガや他のハーブはOK、あんまり味が濃いのは基本ダメだけど、トウガラシも一応OKだったかと、人によっていうことが違うので正確なところはわかりません。
煙草やお酒など嗜好品もダメなんですが甘いものはOK。
体を浄化したいなら砂糖菓子や塩っ辛いのや油もなんとかしたら~? と思うのだけど、そこまで厳しくはできないみたいです。

その他、言われている決まりごとなどをまとめてみると、

● 身体を清潔にし、品よくふるまい、白い服を着る。
● 食事は、ギンジェーをしている人が作ったもので、ギンジェーをしていない人とは調理器具や食器も別々にする。
● 性的行為をしない。
● アルコールを摂取しない
● 喪中の人、妊婦、生理中の人は参加しない
● 嘘をつかない、殺生や盗みをしない、悪事を働かず、善い行いをする

ギンジェーを実行しているタイ人が実際にはどれくらいいるのか、さらにその中でこれらを厳守している人ってどれくらいいるんでしょうねぇ~?

20110926ギンジェー (26)   20110926ギンジェー (25)
(市場の中の麺のお店。右側のつみれにみえるのは、コンニャクや大豆から作られています。)

ギンジェーの由来をタイ人に聞いても知らない人が多く、タイの総理府のサイトで調べてもよくわからないとのことでした。
新聞に「9つの説があるが誰もどれが正しいのかわからない」とあり、せめてその9つの説を調べようとスタッフにお願いしたのですが、7つしかみつけられなかったって…
「9つの説」自体、どっからでてきたのかもわかりません、その新聞、そこまで書いたなら9つ並べたらいいのにねぇ。
調べてもらった7つの説も宗教や歴史がらみでタイ語が難しくくじけました。


ただ、わかっている「事実」は、あります。

(1) キンジェーは、プーケットを中心とする南部からタイ全土に広がった。
(2) 19世紀初めに中国福建省から多くの中国人がプーケットに移住してきた。
(3) 中国人の多くは、錫鉱山で労働しながら生活し、福建省の信仰や慣習を踏襲していた。
(4) 「ジェー」(齋)という発音は、福建省の発音である。

よく言われている説、私が把握してるのは7つのうち4つですけど、、、

● 偉大なる九皇大帝のお誕生日
● タイに移住した中国人たちが、故郷で皇帝が亡くなったため喪に服した。(九皇大帝のこと?)
● 多くの錫鉱山労働者が犠牲となったためその弔い
● 錫鉱山労働者の慰問に京劇団がやってきたが、原因不明の病気になったため、九皇大帝に願掛けした。

九皇大帝というのは、道教なのか、華僑に信仰されている神様だそうで、九皇爺とも呼ばれています。(説明大変なので興味のある方は検索してみてください。)
その墓(遺体?)が福建省にあるそうで、やはり何か関係がありそうです。
タイ人が「9」という数字を縁起のいい数字とするのもここからきてるんでしょうか。
道教の影響があるとすれば、禁葷食(齋食)もその影響かもしれませんね。
バンコクのギンジェーでは、九皇大帝の文字をみかけることはありませんが、プーケットには廟があるようで、期間中この文字をよく目にするようです。
実は、この九皇大帝のお祭りは、タイだけではなく、ほぼ同じ時期にマレーシアやシンガポールでも行われているようで、マレーシアの方がより伝説がしっかり残っていてそれにふさわしいイベントが用意されています。

20110926ギンジェー (10)   20110926ギンジェー (12)
(左は焼きバナナ、右はタロイモなどのアマアマお菓子。バナナなんてジェーに決まってますけど、どっかのメーカーが旗を配ってるのかな? と思います。)

この辺の話やらイベントやらが混じりに混じっているうちにわからなくなったのかと・・・。
プーケットのベジタリアンフェスティバルでは、頬に刃物を突きさしたり、火の上を歩いたりなんて苦行を見せたりするのですが、これは、九皇大帝がのりうつっただの、修行の成果をみせるためだのとも言われていますが、同じ時期のヒンズーのお祭りがごっちゃになってんじゃないかと思ってみたりします。
ヒンズーのお祭りについてもそのうち紹介しますね。

これだけまとめると、、、結局、よくわからない部分が多く、来年、この記事を参考にできるかどうかあやしいですねぇ
まあ由来はわかんなくても、昔からの伝統で、現代においても1年に1回、神様に感謝しながら、齋食をして心身を清めて静かに過ごすということでいいんですかね、、、ってことにまとまりそうです。


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